5/7 橋本治「蓮と刀」ホモって高度な政治の巻


マサ子:血みどろの3日間が終わりみなさん元気ですか。たみさんは自分に体力が無いことをまたしても実感してしまって、遅ればせながら快楽天読んだらゆらさん日記が終わっててかなりショックとかいろいろです。それでこの3日間についてはそのうち関係者限定企画で書きたいと思いますが直さんとなをさん(笑)が初対面で、それでふたりそろって勧めてくれたのが橋本治「蓮と刀」。やおらーとして必ず読んでおかなくてはならないということでした。

サブ子:本屋さん行ったらすぐ見つかりましたね。河出文庫で880円です。みなさんも探してみて下さい。装丁が悪趣味なんですぐわかります。うーん……背表紙に痛烈評論!とか書いてますけど結局これ分類と悪口しかやってないんじゃないすかね。見事なギャグと言えましょう。内容無いからさ、精一杯がんがんだらだら書いて書いて書き続けてそれが「トリック」だの「コミュニケーション」だの「幼児語」だののネチこいネチこいネチこ〜いギャグなんだけど、わかんない人にはわかんないわなあ。もちろんたみさんもわかんないです。だって、読みにくいしさ。だいたい幼児語って何や? 書いてあるよね、太字で。「幼児語って完結しながら続くんだもん」だとさ。

マサ子: 正直に「水増しです」って言えよなー。まったくいさぎよくないホモだぜ! そんで400ページだぜ、要するにキチガイだね、橋本さん。いやせっかく勧めてもらったのに心苦しいんだけど、しょうがない。あがた森魚は泣いたけども。フィンガーファイブは本当にすばらしかったけども。時計はめちゃくちゃ評判いいけども。あれ、ほんとにもらっちゃっていいの? すっごく大事に使ってたでしょ? っていうのは別のところで書こうね。それで、たしか本文中にこれは一九八三年に書かれている、って記述があったと思うんですけど、そのころの女子高生はホントにこんなしゃべりかたしてたんですかぁ? 気色わるー。お前だけじゃねえのー? そのへんはよくわかんないですけどねえ。で、一応なかみについての話です。

サブ子: いや「おとうさん」「おじさん」の話はわかったけどさ、つまり自分がそれを嫌いで、お前ら馬鹿だなんにもわかっちゃいねえ、て話をずーっと橋本さんしてんのね。ずーっと。ずーっと。ずーっと。それだけなんだけど。別にそこには何も無いんだけど。わかっててやってんだからタチ悪いよなあ。開き直りにもほどがあるような。

マサ子 んでホモ、というかやおいの話なんですけど、男はやっぱり「おとうさん」が怖くて、それは「おとうさん」になるのが怖い、ってことでもあるんじゃないかと思うんですね。だから生殖能力の無い愛に逃げ込むんすよ。逃げ込む、てーのはアレ? 言い方悪い? 子供できちゃうと、いやおうなしに「おとうさん」になっちゃいますからね。まぁいってみりゃレイプのひとつもできないオカマ野郎の発想でガスよ。と自虐的に。自虐的に。(笑)

サブ子:女がやおいにひかれるっつのもそんなもんですよね。だってほら、やられたら、妊娠しちゃうでしょ? 妊娠・出産って単純に痛みだけでもものすごいし、子供ができて、育てて、ってやっぱりゲキレツですからね。そら怖いわなあ。女にとって恋愛は常に妊娠するかもしれないという恐怖と結びついている。だから妊娠の危険が無い恋愛関係にひかれる。と、以前カレカノ関係で発掘した(笑)ここに書いてあってひじょうに納得した覚えがあります。

マサ子:それも「フロイト的」っていうんでしょうかねえ……わかんねえなあ……そんなたいしたもんでもないやな。

 

 


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