4/16 永井豪「ガクエン退屈男」みんなのアイドル豪ちゃんの巻


マサ子:大阪では今正体不明の連続発砲事件が起こっており、非常に怖いのですが意味も意図もさっぱり分からんところが非合理的で好感が持てますね。それに目撃者の少年、とやらがTVのインタビューで「車種は?」「黒のシルビア」とやたらおちついていてそっちもちょっと怖いです。だいじょぶなんですかねなにわ。本当にノックでいいのか? 本当に野村で良かったのか?

サブ子:野村はさすがにやばいと思うがまあさておき。今日は記念すべき日でありました。というのも、メディアファクトリーより「ガクエン退屈男」発売! ウッキャー! バイオレンスジャックもとい永井豪ワールドにはまった僕達私達にとってはまさに福音です。なんせ、早乙女門土、身堂竜馬、このふたりが出てきた作品はバイオレンスジャックから凄ノ王(伝説)デビルマンレディーまですべてが大当たり! ダイナミックワールドにやつらありとうたわれてるわけです。

マサ子:あたかもあばしり一家のようですがそんなふたりのデビュー作がうわさの「ガクエン退屈男」。いやあ、メディアファクトリーすごいね! これまでもスィートちゃんとかズバ蛮(笑)とかある意味入手不可能であった神の神話どもを永井豪華版として刷りまくるその情熱と敬虔さには必ずや救いがおとずれるだろう。何言ってんだかさっぱり解らなくなりましたが、早乙女門土、かっこよすぎ! やっぱり男と生まれたからにゃあ殺って殺って殺りまくるのが本懐だよな!

サブ子:門土がキチガイだということはすっかり予想していましたが、身堂竜馬から錦織つばさ三泥虎の助とにかく登場人物全員キチガイというのはすごいですねえ。ま、一番凄いのは終わり方だけどな。

マサ子「またかよ豪ちゃん!」って全国の信者の声が聞こえてきそうですねえ。でも豪ちゃんファンをやってるからにはこんなことで驚いてはいかんのです。ご存知のとおり、正気じゃありませんから。いいえ、完全に正気でやってるから恐ろしいのでしょうか。逆切れだだ漏れの繰り返しでございます。我々が考える漫画というか作品というかゲージュチュみたいな限界をさらりと飛び越しひとり宇宙空間で神話を語る男、それが奴です。冷奴先生です。

サブ子:それにしても、よーくあんな近所のゴミ本屋にあったもんだよね! ないだろうな〜と覚悟していったのにさ。あれはきっと、店員がマニアなんでしょうね。こっそり「永井豪けっこうランド」とかあるし(笑)

マサ子:山のように「ベルセルク」置いてあるしな(笑)。ベルセルクも考えてみりゃ「デビルマン+バイオレンスジャック÷○」で適当に味付けしたっぽいですね。まあ分母は思い切りでかいんだが。二人の主人公のやおい的な関係といい、シメられるだけシメられるヒロインといい。ガッツ君の「それは剣というよりは鉄板であった」なんてまんま「それはジャックナイフというよりは大鉈に近かった!」じゃないすか。だからとりあえずサタン復活しちまった今いっしょうけんめいバイオレンスジャックやってるんですけどどうですかねえ。なんか方向変わってきて一時期クソつまんねかったんですけどまだ一応先があるということで例のデッドコピー・エヴァンゲリオンよりましでしょう。

 


モドル