「怪談・隣のサイコさん」の巻


マサ子:休講になったのであーひさびさにジョディホスターがみたいなあー怖いやつがいいなあーというわけで図書館に「羊達の沈黙」みにいったら誰かみててなかったので「サイコ」みました。ウギャアアアアア!!こっ怖ええええ!!なんなんだよこの怖さ!!シャレじゃすまねえぞ!ほんとにアタクシ、家だったら悲鳴あげてたね! さすがヒッチコック大先生、もはや伝説というか歴史でございます。うーんうーん何のSFXも使ってないのになんでこんなに怖いんだろう……オーメンみたく首がばちこーんって飛ぶわけでもないのにね。カメラとコンテだけですよねえ。あと、音かなっ。特に女の子の絶叫ですよねえ。美しいとさえいえるわ、あれは。

サブ子:映画のつくりとして一流なんですよね、しかし。一流というか、ほんっと最高。いやー大筋はみるまでもなく知ってたんだけどさ、サイコほどともなると、そういうもんだし。にもかかわらず怖え怖え。最初、ジャネット・リー(でいいのかな?)の映画かと思っちゃうんですよね。むしろ半分くらいまで金もって逃げるって映画なんすよ。それが、アンソニーパーキンスがでてくると……ノーマン・ベイツって聞いただけで少々恍惚だしな(笑)とちゅうまで、ジャネット・リーが金もって逃げるってお話で、パトロールの警官にびびったりね、車変えるところで、あっやばいやばいぞ、って、ひきこまれちゃうんですよね。視点が見事にジャネット・リーに同化しちゃうんすよ。で、それで、ベイツがな(笑)ベイツがでてきて、あっさり殺されちゃう。ほんと怖いよこのシャワーシーン。叫びそうになっちゃった。そんで、ここで一度主役を失っちゃうわけね。で、後始末をしてるところとかがゆっくり描写されて、車沈めに沼に行くでしょう、そんとき、いったん止まって、それからまたゆっくり沈んでいくんだよね。ここでもう、主役がアンソニー・パーキンスにすりかわっちゃう。「あっ」とか思いながら、みちゃうんだよねえ。もう上手すぎ!! ヒッチコック先生が、「この映画だけは途中からみるな」って言ってたのもよくわかります。あーこれ、でかいスクリーンでみたいよねえ。失神するかもしんねえよ俺。失神はともかく失禁は確実にするな俺。

マサ子:というわけで、映画としてはクソらしいアンソニーパーキンス大先生の脳内ゲル電波だだ漏れ次作(?)「サイコ2」もそのうちみようと思います(まじか)あと、怪奇作家というよりは怖い物好き作家(笑)、見事に自家中毒で学校怪談終わらせちまったぜ高橋葉介先生のデヴィル作(笑)「夢幻紳士」にも、やっぱりというかなんというかサイコのパロでてます。やっぱりだよね。成功してるとは言い難いというか(笑)、すでにパロでもなんでもねえけどな(笑)興味がある人はみましょう。

サブ子:なお、サイコから離れるが、我々は葉介先生のことを「各種作家」と呼びたい! 理由は推して知るべし。そんじゃサイナラまた今度。


モドル