かくめえ 6ぺーじめ //プロレタリア童話その1 // もろいあやこ・作 // 

 で、あるひ、かくめえは、おれに うんこを みせなかった。

 いっとくけど、おれは うんこを みて よろこぶ しゅみは ない。

 けど、かくめえの うんこは、とくべつなんだ。

 おれとかの、らくがきみたいな うんことは、わけがちがう。

 けど、かくめえ、きょうは うんこを みせない。 だいじょぶなのか?

「かくめえ、はら いたいのか?」

 うつむいていた かくめえは、かおをあげ、おれの ことを、じっと みつめた。

 それから、にっこりと、わらった。

まえ

つづき