最近つくずく自分は寝ることほど好きなものはないという気がする。 ということで夕方まで寝てすごす。
fast-lock-mode とかファイルを読み込んだときに設定される coding-system とかの周りをいじる。さらに package を cvs から 持ってきてコンパイルしてみたりする。その後、ucs-conv を XEmacs の本体にダンプして、文字を表示する時に Windows の wchar_t 型に変換して出力するというのに挑戦してみるがあえなく 挫折して、たぶん Windows の wchar_t というのにそのまま ucs-4 の数字を入れればいいと思うのだが、char-ucs とかの関数がうま く動かない模様。
予約していたので大宮の Wave に買いに行ったら、店のなかはかな り椎名林檎一色だった。それで対抗上、岡君が矢野顕子より EPO の方が好きな自分としては椎名林檎より AIKO の方がいいとか言っ ていたので、AIKO さんのやつも買うも、確かにテレビで見た感じ だとたいへん素敵な AIKO さんだが、アルバムを通して聞くと歌い 方の騒々しさがどうも耳につく感じがするので、小さい音で聞く方 がいいのかね。
家に帰って xemacs-patchs にパッチを送ろうと思ってまたしても 英語と格闘していると、小西くんが大宮にいるので飯でも食おうと いうことで寮の人を一通り誘ってみるが境くんしか来なかった。小 西君に今日何してたのか聞いたら埼玉新都心の周りを散歩してたと か言っていて相変わらず行動が怪しげである。酔っ払って、まだ飲 むよ付き合えとか言ったら女の子もいないのにそんなにいつまでも 飲めるかとか言われて、しょうがないので家に帰ってきて缶ビール を飲む。
ビデオを借りてきて見たが、御伽噺調の非常にふにゃけた話だった。
最近いやましに増すのがアルコールへの依存で、夜中に焼き鳥屋に 行ってビールでも飲もうと思ったが一人で行くのも億劫なので加藤 に電話をしたら花見をしているとかいっているので、とりあえず帰っ てくるのを待ってうちで酒を飲みながら会社に泊まり込んで仕事を しているらしい落合君に電話をしたりしているうちに加藤が椅子に 座ったまま寝始めたので布団を出して眠る。
起きたら九時だったので会社は午後から行く。非常によく晴れた気 持ちのいい朝だった。
AIKO さんはどうもアレンジが面白くないのと、ヴォーカルの音が でかすぎるのがいけないのではないだろうかという感じなので、今 度はくるりなどを聞いたりする。去年のフジロックにも出ていたの だが端っこの方のステージだったので見に行く間がなくて見られな かった。そういえば今年のフジロックにモリッシーが出るらしいの で勢い勇んで行くことになるだろう。
なぜか突然、レンタル・ビデオのブームが訪れて、今日は岡君と花 泉が去年のナンバーワン映画だと言っていた黒猫・白猫を借りてく る。確かにすばらしい。はんぱじゃなく面白い。どんなに貧乏だろ うと、マフィアに牛耳られようと、父親が最低なやつだろうと、的 確にずっこけることさえ出来れば、愛し合うもの同士は結婚でき、 おじいちゃんは生き返り、憎みあうものも友情を結ぶ。つまり人生 に最も必要なものは笑えるずっこけであり、我々は転びそうになっ たら常に笑えるように転ぶべきだということをこの映画を見て学ぶ のである。
家に帰ってきてテレビをつけたら及川光博がいけないルージュマジッ クを歌っていて、いつもより余分にべいべーと言っているので何か と思ったら、忌野清志郎の芸能生活30周年記念イベントとかいうの をやっていた。チャボも出ていてこの人は明らかに年をとるに連れ て格好良くなってきていて、非常にすばらしい。清志郎と二人で RC の曲とかもやっていた。
夜中に加藤が来たので再び黒猫・白猫を見る。再びすばらしい。
小西が来たので久しぶりに松よ志に行く。その後、近くにある前か ら気になっていた怪し気な入口の店に入ると、外からはカウンター があってテーブルが二、三卓あるくらいの店にしか見えないのが、 中に入るとバンドが演奏するステージがあって満員になれば百人位 は入りそうな店で、しかし非常に閑散としていて、その中で結構い い年の人達がロカビリーをやりながら、十人位で盛り上っていると いう、とても寒いことになっていた。聞けば、二十年前からある店 で昔は繁盛していたがこの御時世で客もあまりこないので、最近は カラオケもやってるんですよ、どうですか、とか言われて、カラオ ケの歌本を渡されてしまい、更に寒くなった。
家に帰ってから更に日が昇るまで飲む。
読書会だったので猛烈な二日酔いながらも出掛けるものの、読書会 などは全くやらずに、石神井公園に行って花見をやる。最初のうち は二日酔い抜けなくてビールもまずかったが、次第に調子が出てき て、居酒屋に移動してさらに飲む。久しぶりに田添さんに会ってと ても楽しかった。
家に帰って来たら、パソコンの調子が悪いので再起動すると fsck でエラーになって、ハードディスクから異音がし、復旧をこころみ るも延々異音を出し続けるので、あきらめる。ルート・パーティショ ン以外は全滅した模様。
gdb-mode でもれなくクラッシュするバグを入れてしまっていて、 その話題が xemacs-beta で一週間くらい前から出ていたのを見逃 していたのに気がついたので慌てて直す。
加藤くんと境くんが飲んでいるというので、ちょっとビールを飲み にいく。東口のほうにいるくせに西口とか電話でいいやがって、駅 の西と東を往復するはめに陥る。
僕が入れたバグがまたメーリング・リストで報告されていたが、だ んだん神経がず太くなって来たので、直しますとだけメールで書い て送る。英語でメールを書くのも慣れて来て、こんなの絶対通じな いと思いながら平気で送るようになった。やばいかも。それで新し いハードディスクを買ってきてパソコンの復旧につとめる。
黒猫・白猫と同じ監督のやつで、これは途中でつらくなる部分もあっ たが、やっぱり面白ろかった。
ひき続き、パソコンの復旧にいそしむ。
margin glyph というものの所を直しているつもりなのだが、そも そもこれって何? という状態なため、知る限り唯一の使用例であ る gdb-mode で試してみて大丈夫なように見えるということで、パッ チを送る。
XEmacs の大きな魅力をなすものとして、画像や widget、要するに glyph のサポートがあるんだけど、この機能を使いまくったプログ ラムというのはあまりなくて、それは FSF Emacs との互換性とい う観点からこういう XEmacs 独自の機能ばかり使うわけにはいかな いということとともに、そもそもこういう機能を使うプログラムを 作るのが難しいということがあると思う。画像や widget は殆どの 場合 buffer の中にある文字に附属する拡張として表されていて、 テキストから独立したものとして扱ったり、文字そのものとして扱っ たりすることが出来ない。このために、glyph を使うプログラムを 作るのが難しくなってしまって、これはテキスト・エディタなんだ からテキストをもとにするしかないのでしょうがないかもしれない けど、もうちょっと簡単に GUI プログラムが作れる環境だったら いいのにと思う。gutter というのはこういうのを解決する方向に 拡張されているという例だと思われて、GTK+ を使った widgetサポー トの強化と使えるレイアウト機能というのがこれからのXEmacs の 面白いところのような気がする。とりあえず buffer を glyph と して扱えるようになったらいい感じなんじゃないだろうか。glyph という単語からはかなり逸脱しているような気もするが。
岡から電話がかかってきて中野さんが友達に誘われたのでクラブに 行くのに一緒に行かないかという話で、その待ち合わせが十二時な のでそれまで新橋で三人で飲もうということになり、なぜ新橋なの かは解らないが金曜日の新橋の店はどこも混んでいて最終的にはな ぜかその店だけ混んでいないうなぎ屋でビールを飲んでいるうちに 大変酔っ払いタクシーで六本木に行ってもまだ待ち合わせまでは時 間があるので更にビールを飲んで、十二時になったころには相当に 出来上がっていたために待ち合わせ場所のアマンドの前で車座になっ てくだを巻いていた。
クラブというのは何回行ってもどうやって遊べばいいのか理解でき ないので、適当にビールを飲んだり踊ったりして過ごして疲れたの で階段を上がっていくとカーテンがかかっていてこの先は勝手に入 るなというような雰囲気があったが何も言われないのでそのまま中 に入っていったら、小人が踊っていて天使が飛んでいた訳ではなく てソファーが並んでいたので座っているうちに眠くなって気がつい たら朝になっていた。
テレビを見ていたらエヴァンゲリオンの映画ををやっていたので見 ていて、テレビの映画化という繋がりでビデオ屋でツイン・ピーク スを借りてきて見る。
加藤くんと大吉で飲んでいたら岡が非常に酔っ払って電話をかけて きて、しかも細切れに何度もかけてきて、最後には池山さん、今ま でどうもありがとう、それじゃあ、とか言って電話を切りやがった。
最近興味があるのが名古屋の子供が同級生から五千万円を恐喝した というやつと、石原慎太郎の外国人差別発言。恐喝事件は被害者の 方が暴行を受けて入院しているところに更に加害者達が押しかけて 来て金を巻き上げるというのを目撃した同じ病院で入院をしている 人たちがいくらなんでも酷すぎると言って被害者の少年を励まし、 それに力づけられた少年と母親は今まで被害届を出していたのとは 別の警察署に行って被害を訴えて、その警察署は前のよりも優秀だっ たらしくちゃんと捜査して犯人を逮捕できたということらしい。何 かこの話がよかった。
石原慎太郎の方は新宿に行くと外国人がいっぱいいて恐くて歩けな いというようなことを言ったらしいが、今時外国人を見て怖がると いうのが異常だと思われる。小子化対策として労働力を補うためと いうのとは別に、学問でも娯楽でも経済でも外国と連絡を取らない とどうにもならないというのは明らかなので、それなら人間も移動 した方がいいに決まっていて、それで日本人とか外国人とかいう話 になるのなら、簡単に日本国籍が取れるようにすればいい。そもそ も日本の戸籍制度というのが間違っているので、誰も彼もが必ず家 に属していないといけないというのはおかしくて、単純に個人を登 録すればいいだけにするべきだし、それで外国人が日本国籍になる ときに日本風の名前にしないといけないというのもサッカー選手の 例からも解るように非常に滑稽であって、そんな名前を名乗らされ てまでワールドカップに出たいのかとか思うが、これからは戸籍の 名前は日本語はもちろんのこと、中国語、韓国語、ベトナム語、ま たはヘブライ語、アラビア語など、右から左に書く文字や、合成文 字が必要な言語にも対応し、このことによって今まで細々と培われ てきたコンピューターの多言語処理技術が一気に花開くというのは どうだろう。
加藤くんと飲みに行く。座敷の向こうのほうで酔っ払って大声を張 り上げている人がいて、そのうち障子をやぶるんじゃないかと期待 していたがそんなことは起こらず、代わりに僕が破ろうかと思った がそこまでは酔っ払わなかった。
「彼女(たち)について私の知っている二、三の事柄」という新し い本を買ってくる。よく考えてみたら金井美恵子は新刊が出ると必 ず本屋で平詰みになっているので、普通に思っているよりもいっぱ い売れているんじゃないかという気がした。「小春日和」の登場人 物の十年後という設定らしく、「小春日和」は読んでいないが、と りあえず最近読んだ小説の中では傑出して面白い。やっぱり金井美 恵子はすばらしい。
見た目はすごくいいけど性格が悪い人と、性格がいいけど見た目が 悪い人とどっちがいいかという質問というのがあるが、見た目が悪 いということが何か積極的な意味を持つことはないだろうが、性格 が悪いというのは人間の魅力になるんじゃないかと金井美恵子の小 説を読んでいると思う。好みのタイプは? と聞かれて、性格の悪 い人と答えるのはそんなに変じゃないように思える。
Ben Wingさんが内部文字表現の変更の話をしているが、Windows nativeのMule機能をやってくれるのは、これをやってからなんだろ うか。うーん。
戸田さんがいなくなって一緒に行く人がいなくなってしまったので しばらく行っていなかったが牛タンが食べたくなったので一人で行っ てみる。一人で居酒屋にいるのは結構つらいものがあることが解っ たが、ビールを五杯飲んで一通り食べて何故か料金が二千百円だっ た。ビール一杯五百円だからどう考えても計算が合わないのだが、 とりあえずサービスしてもらったということにしておく。
小西くんから電話がかかってきて寮の皆さんと大宮で飲む。非常に 煮詰まった会話による、脳みそ煮え煮えなひと時を過ごす。
テレビで日本料理の職人の話を見て、その後チャンネルを変えたら 今度はフランス料理の話をやっていて腹が減ったのでカップラーメ ンを食った。非常にうまかった。
加藤くんが来たのでしばらく話す。
Ben WingさんはMuleのAPIを整理中で、その変更にあわせて僕のパッ チをマージしているらしくて、まだ時間がかかるみたいなので、前 に送ったパッチの後に作った部分をBenさんに送り、Mule対応とは 関係ないところはxemacs-patchesに送る。
最近、左手の小指が痛いので突き指でもしたのかと思っていたのだ が、パソコンのキーボードを打っていて痛みが走ったので要するに、 Emacs のせいだということが解った。コントロール・キーの替りに ペダルでも欲しいところであるな。
連休前なので仕事を片づけようということで夜まで打ち合わせをし ているうちに、僕がやったモジュールの構成変更のことを皆があま り解っていなかったことが発覚して、一騒動起きる。結構大掛かり な失敗かもしれないと思って非常にあせる。
キャバクラで遊んでいて終電がなくなった小西くんが泊りに来て、 四時くらいまで酒を飲む。
携帯電話が本格的に壊れてしまったので、昼間に会社を抜けて新し い電話を買いに行く。
事態を収拾させるために引き続き仕事をする。
池袋で岡くんと中野さんと飲む。終電まぎわで石神井に行って一軒 目の店までは覚えているが、その後の記憶がなくて、気がついたら 岡くんの家で寝ていた。
落合くんが地元の友達を呼んで飲み会をやるというので、栃木に出 かける。皆いい人たちで大変楽しく過ごす。
落合くんのうちに泊まって夕方まで寝ていた。起きたら加藤くんが テレビゲームをやっていたのでそれを眺めていた。