くそ暑い中、お金を引き出そうと郵便局まで行ったもののカードを 受け付けられないとか機械に言われてお金がおろせなくて、なんで だろうと思っていたら、このカードはクレジットカードと一緒になっ ているやつで、その有効期限が切れているために貯金もおろせない 状態になってしまっていた。そういえば半月くらい前に何なのかよ く解らない宅配の不在通知があったのを無視していたことを思い出 すと同時に、三年前にも同じことをやってお金がおろせなくなった のを思い出した。通帳は実家にあるので今のところお金をおろす手 段は皆無であるので、とりあえず加藤くんに一万円借りて当座をし のぐ。
会社の仕事がなかなか終わらなくて十時くらいまでかかり、晩御飯 を食べようと北浦和のビビンバ屋さんで石焼きビビンバを食べてい たら昼から何も食べていなかったためか腹がすげえ痛くなり、その まま倒れそうになりながら家に帰って、寝転がってお腹が痛いよう とうめいていた。
出張で今度は小倉に来た。晩御飯を食べようとうろついていたら、 日本酒がいっぱいありそうな店があったので入ったところ、日本酒 がいっぱいあるのはいいんだが、冷酒を飲むようの小さいお猪口で 普通は一合くらい飲める値段がするのでまいった。色々な種類の酒 が試せるという面ではいいのだが、ちょっと値段が高すぎる。
会社の仕事は二次開発と導入を同時に行っているところにバグが沢 山見つかって結構大変なことになっていて、僕は本当はプログラム だけやっていればよかったはずなのにスケジュールの都合であっち こっちに出張に行かないといけなくなって、プログラムを書く仕事 は多少せっぱ詰まってもそんなに嫌じゃないけど、出張とかは別に のんびりしていてもあんまり好きじゃなくて、やっぱり自分のパソ コンに向かってかちゃかちゃやっているのが一番性に合っていると 思う。
ちなみに小倉というのは福岡県にあって新幹線では博多の一つ前の 駅になる。森鴎外が左遷されて来ていた町で、その時に住んでいた 家も残っていて記念館になっているが仕事が終わってからでは閉まっ ていて中には入れないので外から覗いたら鴎外の胸像が庭にたって いた。
今日の晩御飯の時に食べたごまさばという、鯖の刺し身を醤油と胡 麻で和えたのに葱がかかっているのが非常にうまかった。
先週のは同期入社だった人達でやって今日のは与野寮の人達による 送別会で小倉から帰ってきてそのまま行ったら皆さん結構酔っ払っ ていて、自分が酔ってなくて他の人が酔っているといういつもとは 逆の状況になっていた。しかしそのあとカラオケ屋に行って博多で お土産として買ってきた芋焼酎を開封して飲んですかさず酔っ払う ことに成功した。
米井さんが会社を辞めた時にその後ずっと東京に来ていてそれまで はそんなに知らなかったのが仲良くなった感じがしたというのがあっ たが、藪下さんも普段は全然会わないのに送別会というので立て続 けに会って何だか親しみがわいて、これからも元気でやって欲しい ものだと思った。
会社のパソコンも自分のノートパソコンもプレインストールだった Windows 95 でそのまま使っていて、ノートパソコンは買ってから ずっと GNU/Linux にしていたのを一回ハードディスクが壊れて修 理に出した後、工場出荷時の状態のなっていたのでそのまま Windows で使っているのはクライアントとしては Emacs が使えれ ば OS が何だろうとそんなに構わないという感じになったのと、 Windows のプログラムが結構面白くなったからだと思う。
久しぶりに XEmacs を最新のソースと sync したら Windows 95 で は動かなくなっていてこれは NT だと動くけど 95 では動かない SwitchToThread という関数を使うようになったからで、この変更 がされてから一ヶ月くらい経っているのに誰もそのことを報告して ないのはプログラムをしている人というのはやっぱり皆 NT を使っ ているからだろうか。会社のは出勤簿を入れるプログラムが NT だ と動かないし、ノートパソコンに NT を入れるのは GNU/Linux を 入れるのより大変そうだし、使う目的からして当分は 95 で十分な んだけど、Thread とか UNICODE のサポートという面では制限があ るのでそういう機能を駆使するには NT とか Windows 2000 を使う 方がいい感じはして、ただ日本だと普通の人は 95、98 を使ってい ると思うので、当分はそっちでもちゃんと動かないと駄目だろう。
加藤くんが夏子の酒を読んでいたら日本酒が飲みたくなったとか言っ て電話をかけてきたので、北浦和にある酒処ありのみというところ に行ってみた。外から見ると非常にみすぼらしい感じがしたので若 干の不安をもって入ってが、店の中は奇麗で、魚料理を中心として 食べ物は味、量ともに申し分なく、日本酒もそれなりにそろってい て、地元で電気屋をやっていたのが目の前に安売りの電気屋が出来 て不動産屋にくら替えし、その店を子供に継がせて、料理好きが高 じてこの店を始めたというご主人の気取りのなさが料理や店構えに 現れている感じがした。
日曜日なのに朝から会社に行って、先週は九州だったのが今度は北 海道に出張に行く。東京よりも十度くらい気温が低くてとても過ご しやすい。
いつも断っていたのだが、今日は日本酒を沢山飲んでいい気分だっ たので一回くらい行ってみようと思ってついていった。豪華なんだ か安っぽいんだかよく解らない内装の店の中にとてもきれいな女の 人が沢山いて、それが多種多様なおっさんたちと一緒に喋っている という不思議な光景を眺めながら席に着くと、客の一人ずつに対し て話相手をする女の人がやって来て、要するに一対一で延々喋って ないといけなくて会話が止まると気まずいので非常に気疲れするが、 出身が網走で網走刑務所というのは覚醒剤とかで捕まると入れます よ、とか、中学生の時にバスケットボール部に入ったら背がたくて 一年生からレギュラーだったが先輩にいじめられてやめただとかそ ういう話を聞き、そういえばホステスさんと言ったらホステスさん じゃないと言われてああいう職業のことをホステスと呼ぶのは廃止 されたのだろうかと思った。会社の人は飲み屋のおねーちゃんとい つも言っていて確かにホステスとは呼んでない。
別に楽しくなかったということはなくて、とても美人で話し上手な 女の人とお話が出来て楽しかったのだが、普通のクラブだったら朝 まで遊んで二千円とかしかかからないのに、キャバクラだと一時間 で一万円とかするのは誘われて気軽にいけるものでもない。そうい えばキャバクラというのは女の人の体が触れるとかのサービスがあ るところでこの店は喋るだけなのでキャバクラではないと言われた が、じゃあ、本物のキャバクラはもっと値段がはるのだろうか。そ れから水割りという飲み物は水の味しかしないのに調子に乗って飲 んでいるととても酔っ払うので是非廃止して欲しいものである。
歩いているとオープン・カフェというのか、店が道路の対して全面 的に開け放たれているところが多くて、前に札幌に行ったときは冬 だったのでそういう風にはなっていなかったが、短い夏を満喫する ということだけではなくて、道路と連続した店の中の道端と地続き な感じは何とも居心地がいい。
帰ってくる。気温はそんなに変わらないんだろうけど、湿度がどう にもならんね。
国家、および企業への依存が本来は総合的である人間活動を細分化 するというのは、例えば労働者として企業の生産活動に関与し、そ の生産物を消費者として購入するという仕組みがある時に、そこで の労働者と消費者のというのは二種類の別のものではなくて同じ人 間であるということが企業を間に挿むことによって分断されるとい うことにも現れている。労働商品として労働力を金銭と交換するこ とによって生じるのはそこでの労働、つまり生産活動から消費者と しての活動を切り離すことであり、生産と消費というのは無関係に 行われるものではなくて、それぞれ人間の活動の総合をなすものの 一部であり、つまりそれらの活動は人間の活動という形で相互に関 連してその人間の総合をなすものである。
生産と消費の距離的な、あるいは時間的な差異が生み出す余剰が資 本主義の循環する運動の原動力であって、その余剰の蓄積が資本主 義社会における人間活動の主眼となっている。これは人間がその総 合性の分断を前提とした活動を強いられているということを意味し、 資本主義社会の不安定や、破壊的性格の原因は人間活動の分断を制 度の前提ととしていることにあるのであって、生産と消費をそれぞ れ別の活動主体によるものとして捕らえればそれを数値化したもの として需要と供給というのが成立し、それらが別の活動主体を持つ 以上、均衡が崩れるのは必然であってそのことが資本主義社会にお いていは社会自体の不安定の要因になっている。そしてその資本主 義を構成する国家や企業というものに人間活動が深く依存している 限り、不安定を解消する手段としてはケインズ主義による需要と供 給の均衡の調整であったり、社会民主主義による利益の再配布であっ たりする他ない。
しかしこのような資本主義の是正措置は世界の大半の人間が飢餓に 瀕している現状に対して何の効力も持たないばかりか近い将来に予 想される天然資源の枯渇や食料危機による混乱を避ける手段として も何の有効性も持たない。生産と消費の分断による余剰の創出を前 提とする資本主義にとっては、社会の不安定さ、つまり貧富の格差 による差異を常に抱えることが必要になり、社会民主主義は国家の 内部における貧富の格差を是正することは出来ても、それは他の国 における飢餓を代償とする。社会民主主義によって再配布される利 益というのは何によって得られたのか。
最初は北陸支店に配属され、その後の本社勤務で与野寮に滞在し、 そこで青春のほろ苦い思い出の数々を残し、広島に転勤、さらに九 州、そして現在は仙台にいるという転勤大王の中山くんが久しぶり に与野寮にやってきたので一杯飲んだ後は当然麻雀かと思われたが、 酔っ払ってそのまま寝てしまうという、我々ももう若くはないねえ ということを感じさせる結果になってしまった。
冨山さんに付き合って妹のところまで行って妹も冨山さんに似てい てなんちゃらかんちゃらということを嬉しそうに語りながら境くん がやってきて四人そろったので麻雀をする。麻雀をやっている間中 四人が四人とも好き勝手に何の考えもなく思い付くままに喋るので 全く収拾が付かず、何だかよく解らないうちに半荘二回やって、そ の後は中山くんのお土産の牛タンを食べて解散。
クリップ・ボード関係の変更があって、Windows の クリップ・ボー ドには普通のテキスト以外にもビットマップとかスタイル情報付き のテキストとかが貼り付けられるのを使えるようにするものらしい。 とりあえず自家製 Mule パッチをその変更に追随して、新しい機能 については今度試してみることにする。
Windows の各ヴァージョンにおける API の利用制限リストという のが xemacs-nt に流れていた。
All functions are supported by Windows 2000 All functions are supported by Windows NT 4.0 These functions are not supported by Windows NT 3.51 EnumFontFamiliesExA InsertMenuItemA LoadImageA RegisterClassExA SHGetFileInfoA SetMenuDefaultItem SwitchToThread GetKeyboardLayout These functions are not supported by Windows 98 CompareStringW CreateRemoteThread FreeEnvironmentStringsW GetEnvironmentStringsW GetStringTypeW InitializeSecurityDescriptor LCMapStringW SetEnvironmentVariableW SetSecurityDescriptorDacl SetThreadLocale SwitchToThread These functions are not supported by Windows 95 CompareStringW CreateRemoteThread FreeEnvironmentStringsW GetEnvironmentStringsW GetStringTypeW InitializeSecurityDescriptor LCMapStringW SetEnvironmentVariableW SetSecurityDescriptorDacl SetThreadLocale SwitchToThread
コンピュータが使われるようになって暫くたった後もソフトウェア は商品ではなく、金銭によって交換されるものではなかった。企業 はコンピュータを売っていたので、利用者は自分でソフトウェアを 作ってそれを使い、もし他にも使う人がいればそれを共有した。コ ンピューターを使うということはその上で動作するソフトウェアを 使うことであり、そのソフトウェアというのは使う用途に合わせて 自分で作るものだったのであり、この段階ではソフトウェアを使う ということとそれを作るということの間には分断がなくて、よって そこに余剰価値が発生する余地はなかった。
しかしコンピュータの利用範囲が広まるに従い、ソフトウェアは必 ずしも利用者が個別に作るものではなくなり、そこでの分業の形態 は二種類の形を取るようになる。一つは企業がソフトウェアを生産 してそれを利用者に提供する形であり、もう一つはソフトウェアの 利用者同士によるお互いの生産物の共有という形態である。企業に よるソフトウェアの生産という形態においては、企業が資本主義的 な利潤、つまり生産と消費との間にある差異に基づく余剰価値の蓄 積を目的にしている以上、その形態をソフトウェアに対して適用す る方法を見つける必要が生じ、これはソースコードの非開示という 形をとったので、このことによって利用者はそのソフトウェアの作 成に関与する術を失い、ここで従来は一つのものであったソフトウェ アの作成と使用が二つのものに分離された。そして企業はもう一つ のソフトウェア作成の分業形態である利用者同士の生産物の共有を 行うコミュニティを成していた学生や研究者を従業員として雇い入 れることによって彼らを資本主義的な価値形態を支える労働者とい う位置に置いた。
企業によるソフトウェアの流通における作成と使用の分断はパーソ ナル・コンピューターの普及によるコンピューターおよびソフトウェ アの利用者の拡大とともに一般的なものとして定着するようになる。 パーソナル・コンピュータ利用者の多くにとって、ソフトウェアは 単に使うものであって作るものではなく、また企業は彼らが販売す るソフトウェアに対して、コピーやリバース・エンジニアリングの 禁止という形で、より資本主義の価値形態を流通しやすいものとな るような性質を与え、それを社会的な合意として定着させる努力を 行っていった。しかしこれと平行してソフトウェア利用者同士によ る生産物の共有という形態も、GNU プロジェクトを中心として広がっ ていき、この二種類の形態はソフトウェアの開発形態として共存し ていくことになる。
資本主義社会においては利潤の蓄積が人間活動の目的となり、それ は余剰の創出とその際限のない拡大によって支えられる社会という ことを意味する。社会の中での人間活動の分断により、人間は距離 的、および時間的な差異を生成する様々な階層に分断されて、ここ で分断されたというのはのはそれぞれの人間が何らかの階級に属す ることを余儀なくされたという意味ではなくて、それぞれの人間が 行う活動に対して個人という単位ではなくその活動の性質に応じて 利潤の追求を達成するために合理的に定義された制限の範囲という 単位に分割されるということである。これが最も顕著な形で現れる のが労働と消費の分断であり、一人の人間がただ単に労働者である だけであったり、消費者であるだけであったりする訳ではないので あって、それにも関わらず同じ一人の人間がある場合には労働者と いう制限の元でしか活動できず、またある場合には消費者という立 場でしか活動できないようになっている。
労働賃金の上昇によって消費を拡大し、その拡大された消費によっ て労働賃金を保証するという循環によって支えられる現在の資本主 義社会はこのような形での人間活動の分断、細分化を人間に課すこ とによって成り立っている。そしてその労働と消費のそれぞれの活 動は生産と流通過程において余剰を創出する必要性のために活動の 全般的な成果を社会に対して、あるいはその個々の人間に対して還 元することが出来なくて、これは人間の活動が搾取を受けているこ とを意味する。つまりそこで社会、あるいは個人に対して還元され るのは余剰でしかないのであって、この余剰というのは資本主義社 会の維持にとって必要であるのに過ぎなくて、人間の活動はその総 合において人間を成しているのであるから余剰の存在は人間の活動 の総合においては欠損と同様に克服するべき対象である。
Visual Basic を使った仕事を主にやっているという岡くんがクラ スを使ってファンクション・キーなどを作ろうという話を一緒に仕 事をしている人に持ちかけたところ、その人がお前はオブジェクト 指向の本を読んだことがあるのかと言って突然怒り出して、試しに 作ったクラスが変数を public で持っていたり、call back を使っ ていたりすることをあげつらわれたとかいうので、そういう話を酒 を飲みながらしていた。
その相手の人というのが職人気質のプログラマーで、要するに経験 のない人はなんとなく便利そうなら今までやったことがなくてもそ の機能を使おうと思うのに対して、職人としての経験を持っている 人は今までやっていたどうにかこうにかうまく行くことが解ってい るやり方でやりたいと思うということではないのかという話になっ た。それで言って解らないことは体で覚えさせるという教育方法な のか何なのか解らないが、とにかくそういうことを言う人は多いが、 それとは逆に体で覚えていることは言って解らせないと駄目だとい うこともあるのではないかということがあって、例えば詩というの は言葉で作るものだが、言葉というのは体で覚えるものであって、 何が詩で何がそうでないかということは体で覚えるものなので、つ まり話すということは体を使ってすることなのだから、後は体力の 問題になるのかも知れない。
昨日は調子に乗って酔っ払っていたら三時くらいなってしまって今 日はサポートというか要するに電話番で会社に行かないといけなく て、会社では電話を抱えたまま寝袋みたいなものを床に広げて倒れ たまま何とか一日をやり過ごして落合くんのうちに遊びに行った。
最初は境くんに小山駅まで迎えに来てもらうように頼んだのに駅に 着いたら電話が通じなくなって交通事故にでもあったのかと思って 心配しつつも、両毛線という紛うことなきローカル線で栃木駅まで 行って小西くんに迎えに来てもらって何とか落合くんの家までたど り着いた。
ご飯を食べに行くのにどうしようかというのでとりあえず出かける が、落合くんがかなりの真顔で外で飲むのは絶対嫌だとか言うので、 僕の栃木駅前の釣り堀に行きたいという話は全く聞きいれられず、 かといって小山遊園地にアイススケートをやりに行くこともなく、 なぜだかメニューに肉野菜炒め定食などのあるカラオケ屋で晩御飯 を食べることになった。
最近話題の これ だが、面白いと思うんだけど、僕は物まね芸というものが嫌いでそ れは物まね王座決定戦が嫌いなだけかと思っていたら、これを読ん でいても何だかあまり素直に面白い感じがしなかったので、多分物 まね一般が嫌いなんだろう。
数年前ならこのメンバーで海に行くなどということは考えられなく て、夏合宿だとか言って集まってもずっと家の中で喋ってるという 感じで常に屋内活動だったのだが、それが会社員になってからは居 酒屋で酒を飲むというのになってまだ屋内だが家の外には出るよう になって、ついには海にまでやってきた。
電車で逗子駅まで行って駅前の中華料理屋で冷やし中華を食べ、会 社の社長が逗子に住んでいて来たことがあるので道が解るという岡 くんに連れられて海水浴場まで歩いていくはずが、何故か新逗子駅 に到着してどうしてくれようかと思ったが、なんとか海水浴場まで たどり着いて泳いだり浜辺で寝転がったりしているうちにこーりょー さんが将棋の盤を出してきて将棋をやることになり、それをビール を買って飲みながらやっていてしばらくたって気が付くと座ってい るところの周りにビールの空缶が散乱することになり、どこに行っ てもこんな感じなものではあるが、それで夕方になってそろそろ帰 るというので最後にひと泳ぎと思って海に入っていくと思ったより 酔っ払っていて浮かんでいるうちに眠くなってきて酒を飲んで海に 入るのはやはり危険であることを確認した。お酒を飲んでるのに泳 がせたら駄目だなんだってと鶴太郎がたこ八郎が死んだときに泣き ながら訴えていたのを思い出す。
その後は駅前の焼き肉やで中野さんがものすごいペースで肉を網の 上に載せるのを次々に平らげ、電車で花泉のうちまでいって、さら に酒をあおっているうちに岡くんが腹を出して寝はじめたので試し にライターで火を付けてみたら飛び起きた。
途方もない暑さのなかを家まで帰ってきて疲れていたので昼寝をし て、夜は大吉にいったら新メニューでねぎばんばんとかいうのが出 来ていた。焼き鳥に塩だれとねぎをかけたやつで要するに塩ラーメ ンのような味付けだと思うが、それにしても何がどうばんばんなの かは解らない。夏だからだろうか。夏ばんばん。
Linux 以降のフリーソフトウェア開発とか、地域貨幣 LETS とか、 人間という観念の成立と産業資本主義の成立のからみとか、そのそ れぞれの分析、解体の歴史とかについてなど書く予定。
池袋で飲んでいて店のおっさんの、酔っ払って目がカナダの大都市 になっているよ、とろーんと、などというギャグで脳天が砕けたた めかどうかは解らないが気が付くと一時で電車がなくなっていて、 岡くんのうちまでタクシーで行くことになった。タクシーを降りた ところがカラオケ屋の前で、中野さんが有無を言わさず入っていく ので付いて行ってしばらくたつと、私はナンパが得意だとか言いな がら隣の部屋の高校生を連れてきて皆で暴れ始めて、どうせならこ んな有り余る体力以外は何もなさそうなむさ苦しい奴等じゃなくて、 コギャルでも連れてきてくれよと思ったが、とりあえず一緒になっ て暴れていたらその高校生の中の一人に、あんたもいい年なんでしょ、 こんなことしてる場合じゃないよ、などと説教をされた。
起きたら10時だったので会社に電話をして午後から行くことにする。 帰りがけに小西くんから飲み会をやるというので電話がかかってき て昨日は飲みすぎたので今日は軽くいっぱいという感じにしておこ うと思いつつも、ビールを飲んだら元気になってきたので、前に行っ たイングリッシュ・パブとかいうところで更にギネスビールを飲む。 浜田くんに会ったのは新入社員研修の時以来だった。
最近職場の人が何とかだと思われますという言い方をよくしていて、 そういえば自分もそういう言い方をよくするが人が言うのを聞くと 格好悪い感じがするので、自分は言わないように注意しようと思っ た。断定的な言葉づかいが苦手で、例えば、何々をしてください、 と言えばいいのに、何々をするというようなことは可能でしょうか、 とか言っている自分も結構いやなものがある。
一時期職場の人の口癖で、ある種、というのが話題になって、その 人は例えば、そこのところはある種バッチ処理的な、とかいう感じ で、何でもかんでもある種と言っていた。それから何でもかんでも 逆に、というのを付ける人がいて、返事は必ず、それは逆に言うと こういうこと、というような感じで枕詞が付く。それから口癖じゃ ないけど、人間系という言い方があって、これはシステムで処理せ ずに人間系で対処するというような使い方をする。
雨が降って困ったことになったと思ったが、炎天下なのと雨に降ら れるのとでどっちがつらいかというのは心情的には雨の方がつらく ても体力の消耗という観点からは炎天下にいるよりはましという感 じもする。しかし雨が降っている中で昼寝をしながらのんびり過ご すという気分にはなれないので、Green Stage の後ろの方でぼんや りしていて腹が減ったのでカレーを食べようと出店のところに行っ たが、カレーのところは他よりも行列が明らかに長かったので、同 じ辛いものということで麻婆丼を食べて、そこの出店の隣のテント では G.Love がやっていたので見に行くと、観客の年齢が明らかに 外にいる人よりも上のように見えるのは、G.Love を見たい人の年 齢が高いのかそれとも外にいるのはつらいからなのか。
Green Stage に戻って Foo Fighters を見て、ケミカルを見ながら White Stage に移動すると、芝生とアスファルトの Green Stage に比べてこっちの方は下が全部土なので雨の影響は大きくて見る見 るうちに靴が泥だらけになる。Fishbone を見ていたら前にいた人 がおもむろに振り向いたかと思うと写るんですを取り出してステー ジを背景にして自分を写していた。最後は Asian dub fundation で一年分ジャンプして足腰をいわして終わり。旅館に行ったら、そ んな泥だらけで部屋に入られたら困るのでとっとと風呂に入ってく れと言われた。
フジ・ロックで体力を使い果たしたので家に帰ってそのまま寝込む。
夜中に起きてテレビを見ていたら BS 漫画夜話の再放送をやってい て西原理恵子の回を見ているうちに、読みたくなったのでまあじゃ んほうろうきを読みかえして、雀鬼会が優勝したら百万円が帰っち まうたぬー、というような名場面の数々を堪能する。
椎名林檎のライブをインターネットで生中継とかいうのを見かけた ので、リアル・オーディオを入れて見に行ってみたが、パケット欠 落50%とかで全然聞けない。生中継しなくてもいいからおとなしく MPEG にでもして置いておきなさい。
Scheme というのは Lisp の一種で非常にシンプルで玄人受けのす る言語であり、Guile という GNU の実装により GNU 標準のスクリ プト言語になっていて、例えば GIMP のプラグインなどは Scheme で書くらしい。玄人受けがするというのは全くの主観だが、とにか くなんとなくそんな感じがして格好いいので Guile なんかで GTK を使ったプログラムでも作ってみようかと思いつつも、いかんせん ドキュメントも少ないし、見本になるようなプログラムもなかなか ないので、そのままになっていたが、最近「計算機プログラムの構 造と解釈」という MIT の教科書で非常に評判のいい本の翻訳が長 らく絶版になっていたのの改訳が出て話題になっているのを見て、 この本ではプログラム言語として Scheme を採用しているので、ま た Scheme で何かやってみようと思って、gnome-guile をいじった りしてみたのだが、いまいち取っかかりがつかめずにドキュメント とかコードとかを眺めながらもなかなかどこから手をつけたらいい のか解らないままで、でも Ruby でオブジェクト指向というような のより、Scheme の末尾再帰がどうのこうのというようなことをやっ ている方が洒落ているように思えるのでやせ我慢をしていたりする。