暖簾が風で揺れると
 三角巾をかぶった
 店員さんが見える

 遠くからじっと見つめ
 描き終えると
 満足したのか
 お店によりもせず
 そのまま
 帰ってしまった

 お店の奥では
 お茶が飲めたことを
 帰ってきて
 知りました
 残念だったけれど
 遠くから見ていたい
 そんな
 お店でした